少し前にヒアリングのセミナーに行ってきたのですが、
それをキッカケにあまり深く考えてこなかった
ヒアリングについて考えてみることに。
突然ですが、
デザイナーにとってヒアリング力はとても大切!
と、偉そうに言いましたが、
じゃあ自分はできてるのか?
恥ずかしながら、答えはNOです、、、w
セミナーではワークとよばれる隣の方との実践式によるヒアリングをしましたが
そのワークの目的が「相手の課題」を見つること。
実際やってみると、何を聞いたら良いかわからずアタフタしてばかり。
結構落ち込みました。
こんなにも言葉が詰まるなんて、、、
ただただ無言の間が気まずくて、何か言葉を発して間を埋めなければと頭が真っ白になりました、、、
ヒアリングへの苦手意識を痛感したため
そんな現状を見直すべく、ヒアリング力について考えてみました!
なぜヒアリングが大切なのか?
改めて、なぜヒアリングは大切なのか?
デザインにおけるヒアリングの大切さを、
ワークを通して知ったことや他のデザイナーさんから
聞いた話などを基に考えてみました。
まずデザインにおけるヒアリングは
相手の「課題」や「どうしたいか」を明確にすることが目的。
目に見えている課題は言葉として具体的に落と込まれるし、
更に深いヒアリングで、相手すらも見えてなかった課題が見えてくる。
そして、最終的にお互いが「腑に落ちる」ことが大切とのことでです。
腑に落ちたら、目指すビジョンが明確なはずなので
そのビジョンに向けて迷わず突っ走る。
土台がしっかりしていれば、その上に築かれるデザインがブレにくいはずです。
簡単に書きましたが、いざ実践するとなるとこれがなかなかに凄く難しい、、、
ヒアリング次第では「課題」そのものの認識が変わる可能性も。
「課題」が変われば、デザインも変わる。
そんな図式が想像できます。
デザインはヒアリングから始まり、基になる。
そういったことを考えていくと
デザインにおけるヒアリングの大切さが理解できます。
ヒアリングされる側のこと
ここで「ヒアリングされる側」のことも考えてみたいと思います。
深いヒアリングになると、聞かれる側はネホリハホリ聞かれるわけですから、
あまり良い気分にならないことも。
「そんなことを聞いてデザインとどう関係あるの?」
「とりあえず言ったようにデザインしてほしい」
といった反応もよくあること。
ヒアリングされる側にとって
「深くヒアリングすること=デザインを左右する」
がイメージしにくいのでは、と思いました。
実際にデザインが目に見えるカタチとなり
ヒアリングが活かされていると実感しないと
理解が難しくなりそうです。
ヒアリングはテクニック
デザインには様々な業務がありますが、僕のようなフリーランスは一人でやっています。
レイアウト、発想、構成、イラスト、写真選び、文字選び、、、といった制作的なことから
コミュニケーション、スケジュール管理、制作代のことなど
その中の一つ、ヒアリングも確立された業務です。
相手から様々なことを聞き出し「課題」を見つけ、
そこから一つの「解決」に導くことを目指す。
テクニックがなければ課題にたどり着けませんし
慣れていないと、僕のようにただの質問ばかりで終わってしまいます。
「デザインイメージは何かありますか?」
「色は何がいいですか?」
「どんな書体がいいですか?」・・・
といった表面的な質問の繰り返しだと相手がしたいことって見えてこないのかもと感じました。
そして聞いたことと実際にもらうデザインの参考イメージが違ってる
なんてことも起こりそうです。
ヒアリングのコツ
では、どうヒアリングしたらよいのでしょうか?
まず見えている面から聞いていくのが一つのコツだそうです。
「目の前にある事実を淡々と聞く」そうすることで徐々に深いヒアリングになる。
例えば、、、
依頼者さん「ロゴデザインをお願いしたいのですが、、、」
自分「なぜロゴデザインしたいのですか?」
といった感じです。
会話的にはありえない例えですが w
極端に書きましたが
「なぜ?なぜ?」の繰り返しで
徐々に深くヒアリングができ課題も見えるのだとか。
デザインは、あくまで相手の想いをカタチにしていく作業であり、
その相手のことを知ることから始まるヒアリングは大切ですよね。
なので、自分の考えばかりでまとめてしまわないよう気を付けたいとこです。
自戒の念をこめて、、、。
今までの自分のヒアリングは、非アリングだったな???
と見直すきっかけとなったワークでした。
といったところで、ヒアリングについてアレコレ考えてみましたがいかがでしたでしょうか?
デザイナーの方はもちろん、非デザイナーの方にとってもヒアリングは大切になってくるかと思います。
もし、デザイン依頼をされる場合は、デザイナーにアレコレ聞かれても
きっと良いデザインにする為なんだなと思って頂き、
少しだけ我慢してお付き合いください、、、w
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